地域戦略ラボ

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イノベーション

有機ELディスプレイ投資に勝ち目はあるのか?

山形県米沢市の有機ELの取り組みの調査を行っていたこともあり、有機EL業界の動向はウォッチしていたが、日本メーカーから景気の良い話はその後聞いていない。1997年に東北パイオニアで世界で初めて実用化された有機ELディスプレイだが、その後東芝もパナソ…

オープン・イノベーションの場としてのハイテク・キャンパス

再三書いているようにアイントホーフェンはフィリップスの町です。そのフィリップスが自分の研究所を開放してオープン・イノベーションの場所を提供し、ベンチャー創業を支援するなどしてイノベーションのエコシステムを構築したのは、新しいビジネス環境に…

デジタルテクノロジーに遅れる日本

当ブログ9月20日の 「デジタルシティー/テックシティー」に書いたことではあるが日本は技術におけるデジタル化(digitalization)の認識が遅れていると感じている。デジタル化とはTVのアナログ波がデジタルになるという話ではない。デジタル化の技術変化に…

デジタルシティー/テックシティー

ロンドンの東部にデジタルテクノロジーをベースとしたクラスター”Tech City”が形成されていることは有名ですが、イギリスではそれを全国に拡大させようという動きが展開されています。 確かに、ロンドンはデジタル産業の就業者数が最も多い地域ですが、就業…

イノベーション・マネジメント

『イノベーション・マネジメント』って一橋大学の『イノベーション・マネジメント入門(2001年)』が定番のようになって、その後出ていないなと思っていたら、東大の先生が書いてくれました。 野城先生って、建築の先生でイノベーションが専門でないのに大丈…

金属3Dプリンターを開発したのは福井県の企業です。

科学技術・学術政策研究所では"SIT Horizon"という機関紙を発行しておりまして、 科学技術と地方創生というテーマで何か書けというお題をいただきました。 いろいろ思案した挙句、福井県の(株)松浦機械製作所が開発した金属3Dプリンターの開発が題材とし…

『日本のクラスター政策と地域イノベーション』

共著として「第8章 科学技術型イノベーションの空間」を担当させていただきました。 [概要] 科学技術型イノベーションにおける知識フローの空間 特性は、ローカル対ノンローカル(グローバル)という 二項対立的なものではなく、ローカルとノンローカルな 空…

『イノベーションの地域経済論』

私の著作です。2010年に提出した博士論文をまとめたものです。 [概要] 地域にある大学の技術シーズの実用化を取り上げ、 科学技術型イノベーションにおける空間について分 析した。イノベーションでは様々な要素技術の統合が 行われ、そのための共同研究プロ…