教育
この春から大学に進学する人もいると思います。 大学での学びは高校までの学びとは違います。 高校までは先生の言われたことをノートに板書して覚えることが中心だったと思います。 しかし大学では、先生の板書は気まぐれだし、板書をしない先生もいます。 …
大学で地域経済学・経済地理学を教えています。 地域活性化について、例えば地産地消や観光振興、ふるさと納税など次々と政策が打ち出されますが、学生に対してはそれが地域経済にどのような影響を与えるのか、地域経済の構造と意味を理解してほしいと考えて…
愛媛大学社会共創学部の我がゼミ3年生は、1年間西条市における人を呼び込むための地域ブランドについて調査研究してきました。 その結果をまとめた報告書が完成いたしました。 愛媛県西条市は宝島社刊行の雑誌『田舎暮らしの本』で「2021年版 住みたい田舎ベ…
2020年第3クウォーター(10月、11月)の「産業立地論」の授業は「松山都市圏を創造都市にかえる」とテーマに講義を行いました。 授業登録者は社会共創学部の3・4年生46名でした。 本講義の目的は、知識の習得よりも、1年から3年までで学んだ知識を整理統合…
現在のコロナ禍において、感染者を増やさないことと、経済を回すことの両立が求められています。また 、緊急事態宣言などのような強制力をもって人々の行動を制限することが難しくなってきています。そこで、前期の授業で大学生にアンケートを取り、大学生の…
私の勤務している大学では4月8日から授業が開始される予定ですが、従来通りの内容(コンテンツ)で教えることが、学生にとって本当に意味があるものかどうか逡巡しています(当然、時代の変化にかかわらず変わらぬ価値のある科目もあると思いますが)。 特に…
大学に対する不満が大きく論じられています。 特にYou tube界隈ではホリエモン、イケダハヤト、マナブ、岡田斗司夫、ひろゆき などによる大学不要論が大きく展開されています。 彼らの主張の多くは、大学は時代に合っていないオワコンである。自分たちも大学…
1回生の授業でフィールドワークの基礎編を担当していますが、その授業での指導内容を簡単に紹介します。 <基本姿勢>・新しいものに心を開く(好奇心をもつ)。 些細なものでもいいから、不思議に思うこと、真新しいもの、矛盾、謎に目を向ける。 意外なも…
新年度から新教育指導要領が大幅に改定になり、小学校から教育の仕方が大幅に変わります。それを先取りする形で、大学でも文部科学省からアクティブラーニングを取り入れるように指導されています。 アクティブラーニングとは、学修者が能動的(アクティブ)…
大学の授業の1コマを使って、産業都市マンチェスターの盛衰について学習しています。 産業革命が起きた都市としての発展から、20世紀に入ってからの衰退、そして近年クリエイティブ都市としての復活について解説しています。 マンチェスターは一般的にはマン…
愛媛大学の地理学入門(3Q,4Q)を受講している学生227人に「将来海外で(2年以上)働いてみたいですか?」というアンケート調査と取ってみました。 (2年以上としたのは数か月のインターンや1年程度のワーキングホリデーなどを除くため) 「働いてみたい」…
都市地域ってご存知ですか? 以下にイギリスの研究動向を中心に都市地域について簡単に解説したいと思います。 <目次> 1.都市地域がなぜ注目されているのか (1)都市地域のはじめ (2)地域から都市地域へ 2.都市地域の論文数の推移 (1)研究論文…
センター試験お疲れ様でした。 センター試験は今年が最後で、来年からは新しい試験になるはずでしたが、2024年度の入試まで中途半端な制度が続くのでしょう。 センター試験に不足点があって改革しなければいけないということですが、 今のセンター試験を受け…
愛媛大学社会共創学部のHPに私の研究紹介が掲載されました。 私の研究領域は地域経済や産業集積ですが、地域の生態を”学習”という活動を通して分析しています。 地域の適応と変化には情報や知識を刷新することから生まれ、その情報や知識の刷新を学習と捉え…
今治市のみなと交流センター(はーばりー)で「愛大生と考える今治地域の未来」というシンポジウムがあり、スピーカーとして参加してきました。 以前からフィールドに入っている長野県飯田市の取組みについて発表してきました。 今治には来年度に岡山理科大…
今週号の週刊東洋経済の特集は”「食える子」を育てる”という特集号であった。ゆとり教育への反発から学力重視派が勢力を増し、最近はアクティブ・ラーニング派というゆとり教育からの流れが主流になっていると図解している。 週刊東洋経済 2017年2/11号 [雑…
アクティブ・ラーニング流行りである。 私が所属している大学学部でも、授業は、教員の一方通行的な授業ではだめで、アクティブ・ラーニング的要素を取り入れなければ今どきの授業ではないというような無言の圧力にされされている。そのため、授業ではグルー…
12月に発刊された産学連携学会誌では【特集 大学の地域連携マネジメント】の編集を担当し、個人としては「大学の地域連携の活動領域と課題」という論文で日本における大学の地域連携活動における現状と課題についてまとめた。 内容としては、大学の地域連携…
岩手大学に行ってきました。地域創生およびCOCの取り組みなどで意見交換してきました。岩手大学はこの国立大学の中期計画で地域に貢献する大学を選択しましたが、もともと地域貢献のためにつくられた大学なので、特に変化はないとおっしゃっていました。確か…
BBCの報道によると、OECDから国別の大学卒業生のテスト結果が発表されたそうである。それによると日本の学生が最も優秀だそうである。 現場にいると本当なのだろうか?っと疑ってしまう。論理的に考えられない、文章が書けないのが普通な状況である。それで…
今学期から法文学部の夜間コースで「地域経済論」の授業が始まりました。初日の昨日は122名の履修登録者の内、93名が出席しました。7日まで履修再登録が可能なので、本登録はもう少し人数が減るでしょう。 授業の最後に本講義でどのようなことを学びたいのか…
8月24日~26日に愛媛大学でSPODフォーラムが開催されていて、私は3つのFD(教員能力開発)セッションに参加しました。 (SPODフォーラム、SPODとは四国地区大学教職員能力開発ネットワークの略称で、その教職員のための研修会のことです。) 参加の先生は四…
8月10日から13日にかけて、社会共創学部産業マネジメント学科1年生向けの授業「基礎データ処理」の集中講義がありました。 11日の山の日の休日も、13日のお盆の今日も、松山祭りの最中にも関わらず、クソ暑い中出席して、ひたすらExcelの作業に集中して取り…
昨日、本日と愛媛大学ではオープンキャンパスを行っておりました。 社会共創学部では昨年より多くの方に来ていただきました。 暑いさなかお疲れ様でした。 多くの学生に受験していただけると嬉しいです。 そして、4月に会いましょう。
7月2日・3日と今治市の湯ノ浦ホテルでFD研修「授業デザインワークショップ」を受けてきました。 愛媛大学だけではなく四国の他の大学の先生も合わせて17名の参加でした。 各グループ(3~4名)にあるテーマが与えられて、自分の専門でないそのテーマにもと…
本日、大学で春期FD/SDスキルアップ講座「授業開始直前!!授業をもっとよくするコツ」セミナーがありました。 学生中心の大学なので、教員の教える力が必要だから愛媛大学ではFD研修のメニューが豊富です。 「学習評価の基本」という授業を受けましたが、到…
昨日・今日と大学で新任教職員研修がありました。 愛媛大学は人材育成が大学の使命(当然、研究と社会貢献もありますが…)で学生中心の大学ということを謳っております(愛媛大学憲章前文)。 これほど明確に学生中心と宣言し、それに合わせて教職員の意識づ…
本日から愛媛大学社会共創学部で教鞭をとることになりました。 HPはこちらから 社会共創学部は、地域社会の持続可能な発展のために、地域の人達と協働しながら、課題解決策を企画・立案することを目的として、本年度から開設された新学部です。 本日、あいに…