イノベーションのためのプレイス(場所)ブランディングを考えています。
地域ブランディングと言えば、地域特産品のブランド化や観光における観光商品の開発においての議論が多いです。
しかし、イノベーションの創成においてもプレイス(場所)ブランディングが重要だと考えます。なぜなら、イノベーションのためには、多くの資金が必要であり、すぐれたタレント(才能ある人)が必要であり、それらの人々が活動できるコミュニティが必要であり、それらリソースを集めるには、他の地域とは違った魅力があり、それが幅広く認識される必要があるからです。
オランダのコミュニティ学者のロバート・ガバースが場所ブランディングに関する5つの原則として以下の5点を提示しています。
1.卓越性
2.正統性
3.記憶
4.共創
5.場所の創造(プレイス・メイキング)
イノベーション政策と空間政策の融合を考えた時、ブランドの構築が1つの鍵となると考えています。
次著『イノベーションの空間論』ではオランダ・アイントホーフェンを事例に場所ブランディングを意識したイノベーション政策の展開について紹介しています。
イノベーションのための場所ブランディングについては文献をちょっとあさっている途中です。考えがまとまったら論稿として発表していきたいと考えております。