[学生に聞いてみました]海外で働いてみたいですか?
愛媛大学の地理学入門(3Q,4Q)を受講している学生227人に「将来海外で(2年以上)働いてみたいですか?」というアンケート調査と取ってみました。
(2年以上としたのは数か月のインターンや1年程度のワーキングホリデーなどを除くため)
「働いてみたい」と回答した学生は38.8%、「働いて見たくない」という学生は58.1%と「働いて見たくない」という学生が約6割と過半を占めており、あまり海外進出には積極的でない意向が明らかにされました。
学部別の比率をみると(回答数にばらつきがありますが)法文学部、社会共創学部は
約半数が海外で働いてみたいという結果でした。社会共創学部は地域に貢献する学問を標榜しておりますが、意外にも海外でも働いてみたいをいう学生が比較的いることがわかりました。
理系学部で「海外で働いてみたい」との回答を見ると、医学部が44.6%と最も多いです。ついて工学部の37%、農学部の26.2%、理学部の20%という順でした。
理由は自由記述で書かせているため数値では表せませんが、海外で「働いてみたい」学生の理由として、医学部、工学部では、海外の先端技術・スキルを身につけたいとか、発展途上国で貢献してみたいという意見が比較的多かったです。
「働いて見たくない」という理由でもっとも多かったのが「英語ができない、意思疎通が難しいから」でした。その中で、医学部の学生は英語が苦手という理由は少なく、工学部、農学部でそのような理由を挙げている学生が多かったです。
海外で働きたいかどうかは英語力が一番のバリアのようです。日本のエンジニアの給料は低いですが、英語ができないので日本にとどまり低い給料に甘んじている可能性があります。