地域戦略ラボ

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イギリス文化都市2017年に選ばれたハル

ハルは人口26万人のイングランド中部の北海に面した港町で栄えた町です。

EUではヨーロッパ文化首都(Capital of Cluture)という政策があり、年に2都市選んで文化振興を図っていく取組みがされています。イギリスでは1990年にグラスゴーが、2008年にリバプールが選ばれ、美術館やホールなどがきれいに整備されました。

ただ、EU加盟国数は28か国なので14年に一度しかヨーロッパ文化都市の称号は得られません(UKはもうすぐEUから脱退しますが…)。そこで2013年から4年に一度イギリス文化都市が選定され、今年はハルがその栄誉にあずかりました。

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街はずれの港湾地区にあるフルーツマーケットという地区では昔の建物を利用しておしゃれなレストランに改造されて人びとで賑わっています。ちょっと話題の地区です。

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町の至るところに古い建物が残っています。下の写真はギルドホールです。現在市役所として使われています。

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 片方だけ持ち上がる跳ね橋です。産業遺産も結構あります。

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 倉庫脇のフェンスに面白いオブジェが飾ってありました。

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”ハルは産業も衰退して地域経済がとても悪い”と聞いてやってきましたが、日曜日だったせいもあり、活気もあり、人々もミドルスブラに比べれば豊かそうな様子でした。ロンドンやマンチェスターなどに比べれば活気はありませんが、そこそこ生活しやすそうな町でした。