ゆとり教育は生きている?
今週号の週刊東洋経済の特集は”「食える子」を育てる”という特集号であった。ゆとり教育への反発から学力重視派が勢力を増し、最近はアクティブ・ラーニング派というゆとり教育からの流れが主流になっていると図解している。
週刊東洋経済 2017年2/11号 [雑誌](「食える子」を育てる 21世紀の読み・書き・そろばん)
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2017/02/06
- メディア: 雑誌
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学力の3つの要素とは学校教育法第30条第2項で以下の3点と定めている。
(1)基礎的・基本的な知識・技能
(2)知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等
(3)主体的に学習に取り組む態度
つまり、学力とはただの知識を詰め込むことではないと。
確かに、知識の詰め込みがなければ、新たな問いや、新たな気づきは生まれない。なので、知識がないものがアクティブ・ラーニングやっても効果はあまりないのではないか。アクティブ・ラーニングは知識があったほうがより学習が活性化する。詰め込み教育は必要であろう。
つまり、学力とは、詰め込み教育とアクティブ・ラーニングの二項対立ではなく、両方が必要であるということである。