地域戦略ラボ

地域づくり・まちづくりに興味がある人、したい人のための学びのメディア

勝手に広島県改造計画

広島県および広島市はポテンシャルが高く、日本国土のなかでも重要な場所だと前から思っていた。最近、福岡が注目されているが、福岡は朝鮮半島に近すぎる。広島は朝鮮半島に近すぎず、遠くもなく、程よい距離感である。明治期に広島市に陸軍がおかれ(なので原爆が落とされた)、呉市に海軍がおかれたというのが重要さを示す証拠であろう。

広島はポテンシャルがある割には発展しきれていない気がする。その大きな要因はインフラの立地であろう。大学と空港がどうしようもないところにある。これが広島県の致命的な欠陥である。このグローバルな知識社会において、アクセスの悪い知的&ネットワークインフラは価値がない。この致命的な欠陥を是正しなければ、何をやっても広島の発展はない。

しかし、まだまだ新しい広島大学と空港をもとの広島市内に戻すということは現実問題として許されない。

ではどうすればよいか。それは、山陽新幹線の線路をちょっとずらせばいいのである(下記地図参照)。現在の広島駅と三原駅の間の路線を改修し、広島大学駅(地下駅)と広島空港駅(地下駅)をつくるのです。広島駅から広島大学まで10分、空港まで20分、(福山駅からも空港まで20分、広島大学まで30分)。広島駅と福山駅の間に6両編成ぐらいのシャトル便を1時間に3本くらい走らせれば、広島大学と広島空港の利用は格段と増え、価値も上がる。

以上の内容は、2年前に広島県の産学連携について意見を求められた際のヒアリングで答えたものであるが、検討されない内容であったのであろう。でも、広島大学の研究をどうにかして産学連携を盛んにするかと言う前に、アクセスを良くすれば、広島大学岡山大学をライバル視するレベルではなく、旧帝大程度にレベルアップするでしょう。そして、県土も興隆すること間違いなし。

湯崎知事、この案採用してくれませんか?

f:id:ehimeman:20161221162708j:plain