地域経済学の初学者にすすめる経済学の基礎の本
「地域経済学」を学ぶのに経済学の基礎のようなものを学んでいると理解が早いです。
そこでどのような本があるかというと、『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 』などの本があるが、これらは経済学部で経済学を体系的に学ぶ人向けであり、経済の素養のない人には難しすぎるし、ここまでのレベルは必要ないです。
そこで、経済学を学んでない学生にどのような本をすすめているかというと、『池上彰のやさしい経済学』です。
長年ジャーナリズムで培った伝える力は素晴らしく、経済の基本的なしくみがよくわかります。
2巻あります。(1)だけでも良いので読んでみてください。
<目次>
はじめに
金は天下の回り物――経済とはなんだろう?
お金はなぜお金なのか――貨幣の誕生
「見えざる手」が経済を動かす――アダム・スミス
資本主義は失業者を生み出す――マルクス
公共事業で景気回復――ケインズ
「お金の量」が問題だ―フリードマン
貿易が富を増やす―比較優位
<目次>
インフレとデフレ――合成の誤謬
政府か日銀か――財政政策と金融政策
バブルへGO! ――なぜバブルが生まれ、はじけたか?
円高と産業空洞化――日本に残るか海外に出るか
君は年金をもらえるか――消費税をどうする?
リーマン・ショックとは何だったのか?
日本はどうして豊かになれたのか?――戦後日本経済史
参考までにこちらの本もある。端折ってあり、内容がちょっとわかりにくい。
間違っても『マンキュー入門経済学』なんか読まないように。