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長野県南信地域での企業の技術開発に関する調査結果が公表されました。

信州大学経営大学院が発刊している「イノベーション・マネジメント研究」2016年 No.12 に信州大学の松岡浩仁准教授との共同研究「長野県南信地域における企業の技術開発に関するアンケート調査結果」が公表されました。

今回の調査は、長野県の南信地域(諏訪・岡谷地域、上伊那地域、下伊那地域)の技術開発志向があると思われる企業に対象を絞り込みアンケート調査を行いました。

調査結果の概要としては、調査企業は技術開発において外部機関と積極的に連携を行っていました。企業にとって技術開発上の連携とは公設試や大学との産学官連携だけではなくも、企業間の産産連携も積極的に行われていました。

産産連携における相手先企業のタイプは今まで明らかになることが少なかったが、今回の調査によると、技術相談では同業種中小企業、共同研究では他業種中小企業の比率が高く、技術開発と言ってもタイプにより関係企業先の違いが明らかになりました。

南信地域を諏訪・岡谷地域、上伊那地域、下伊那地域の3地域に分けて分析してみると、技術開発の指向性に違いが見られました。

新製品・技術の開発や特許取得などでは諏訪・岡谷地域の企業が盛んでした。諏訪・岡谷地域は企業数も大学や公設試などの施設面において他地域より恵まれているため、企業や官学機関との連携活動に盛んに取り組む企業が他の2地域に比べて多いという特徴がみられました。